錦江湾の重富干潟で「ひがたのうんどうかい」を実施しました!
青空の下、重富海岸に110人の親子連れや若者が集合
鹿児島県第1回目のアクアソーシャルフェス。澄み切った青空の下、集合場所の姶良市・重富海岸には、親子連れや若者ら多くの参加者約110人が早朝から集まってくれました!受付を済ませた参加者は、松林の中の遊歩道や砂浜を散策したり、隣接する「重富海岸自然ふれあい館」で展示パネルなどを見たり、爽やかな潮風が吹く海辺を楽しむなどして、午前10時半からいよいよ活動がスタートしました!
準備体操をしてから4チームに分かれ、まずは応援合戦から!「エイエイオー!」「頑張るぞー!」とみんな気合十分☆
引き潮とともに干潟が出現!広大な海辺の運動場で泥んこに
最初の競技は「掘って運んで積み上げろ!」。スコップを振り上げて大人たちが掘った砂を子ども達がペタペタ積み上げて高い山を作ります。制限時間3分間で各チーム70㎝前後と大接戦でした。「穴を掘ることで砂の中に空気が送られ、干潟の生き物たちが元気になるんですよ!」と主催者であるくすの木自然館の浜本麦さん。
海水をくんで運ぶ「バケツリレー」の時には引き潮とともに干潟が沖まで広がり、遠くなった波打ち際へ全力で走る人、こぼさないようにゆっくり運ぶ人、バケツを2、3個まとめて運ぶ人、みんな泥んこになって駆け回りました!
「綱引き」も総当たり戦で大盛り上がり☆桜島が噴煙を上げてエールを送ってくれました。最後の一戦は男性VS女性・子ども。最後の一引きで女性・子どもチームが粘り勝ちでした〜!!
漂着物やゴミを集めて清掃活動。「未来の子どもたちも遊べる干潟守りたい」
競技後は、干潟に感謝の思いを込め、全員で漂着物やゴミを集めましたよ。この日は干満の差が大きい大潮の日。正午過ぎには、はるか500mほど沖まで広大な干潟が現れました!
みんなが掘った所や走った跡の砂地から、珍しい貝や虫、カニなどを見つけたちびっこ達は歓声を上げ、「これなーに?」と興味津々。参加者のひとりは、「砂の下に多様な生き物がいて驚きました。未来の子どもたちも遊べる美しい海を守りたいです^^」と話してくれました。干潟は、海水を浄化して他の生物の餌になる生き物のすみかとなっている“海のゆりかご”。浜本さんは「皆さんの関心が生態系を守ります。生き物のこと、錦江湾のこと、もっと教えますのでまた来てくださいね」と呼び掛けました。活動を通して、潮の満ち引きや干潟の生き物たちの生態を体感することができたアクアソーシャルフェスとなりました!